チーズで内臓脂肪を減らそう!

内臓脂肪を減らす方策

 

 

少し以前までは、肥満の元になる脂肪は、全てが「単なる脂肪」だとひとつに考えられていたのですが、前述の通り、最近特に指摘されているのは内臓脂肪となっています。

 

 

内臓脂肪過多の害について、もう少し説明しますが、内臓脂肪は体の代謝にも影響することが明らかになってきています。内臓脂肪が多くなると、脂質代謝に影響が出ます。すると中性脂肪が増加して、善玉コレステロールが減少していきます。更に、動脈硬化の抑制物質も減少して、むしろ悪化させる物質が作られてしまいます。

 

 

それだけではなく、過多となった内臓脂肪が血圧を上昇させるホルモン分泌も促進します。こうしてさまざまな悪影響の原因になっています。

 

 

これが問題の多い内臓脂肪ですが、これを減らすためには、やはり運動と栄養管理をしなければなりません。当然ながら特に減量の効果は大きいものがあり、5~10%程度の僅かな減量をするだけでも、インスリン抵抗症が改善して、血糖値、コレステロール、血圧も改善していきます。

 

 

ここで問題なのは効果的に減量をするには食事のカロリーも抑えなければならないという点です。減量が上手くいってない人の多くは空腹感に耐えられません。失敗してしまう人は、できるだけ空腹を感じないような工夫をしなければならないのですが、お勧めは水溶性食物繊維を多く含むものを増やすことです。

 

 

これには保水性があり、食物の腸内滞留時間を延ばしてくれるので、腹持ちをよくしてくれます。主食は玄米、雑穀パンなどがお勧めで、これに豆、野菜、果物を加えればいいでしょう。

 

 

酸味のある食材(梅干や酢の物など)も、食物が胃に滞留する時間を延ばす効果があるのでお勧めです。

 

 

ここまでは、ある意味一般的な対策ということになるのですが、実は食事対策でもっと重要なのが「食べ応えのある食材」に関することです。誰もが気になるのが「こってり、濃い食材」で、量もそうですが、食事の満足感はこうした食材がポイントで、これを食べたい欲求を抑えるのが大変なのです。